風邪も大分良くなり(花粉のせいで若干まだ鼻声ですが..)、
今日、伏見のミリオン座で、この映画見て来ました!
この「ボビー」とは、
かのアメリカ大統領ジョンFケネディの弟、
ロバートケネディの愛称なんですね。
ロバートでなんでボビー?
ってのは、ウィリアムなのにビルと呼ぶ、
アメリカ人の感性を持った方に聞いて下さい(笑)
(余談ですが、だからビルクリントンも本当はウイリアムクリントンなんです)
この映画はそんな「ボビー」がロサンゼルスのアンバサダーホテルという場所で、
大統領候補として演説をし、そして、その帰りに暗殺されてしまうまでを描いた映画...
と書くとかなり語弊があります。
だって、主人公は、この「ボビー」じゃなくて、
その周りの人達だから。
周りと言っても、彼の側近って事じゃなくて、
もっと広い意味での周り。
例えば、
長年ホテルのドアマンをするも、今は引退した、おじいちゃん、
選挙活動を手伝う黒人青年、
マリファナやLSDに溺れる青年達、
お金持ちの老夫婦、
チェコから来た新聞記者、
酒に溺れる有名歌手とその夫、
ベトナム戦争の徴兵を免れるため偽装結婚しようとする若者とその幼なじみ、
人種差別の壁を乗り越えてきた黒人の料理長、
ホテルの経営者とその愛人、
...と裏切られた事を知る妻、
そして、自分はラテン系アメリカ人だと誇りを持つホテルのボーイ...
もう、とにかく、様々な人間模様が、
「ボビー」暗殺の瞬間まで、このホテルで繰り広げられるんです。
しかも、この「ボビー暗殺」意外の出来事は全てフィクション。
あの三谷幸喜の「有頂天ホテル」のコメディじゃ無い版!
...って言い方は乱暴すぎるかな??
でも、どことなく雰囲気は似てるかも。
だからといって、この映画がシリアス一辺倒っかって言ったら、
全然そんな事なくて、多くはないけど、笑いもあるし、
何より、人の暖かさを感じさせてくれます。
それぞれの人が、それぞれ悩みを持っていて、
本当に、良い意味での、個々のキャラクターの「人間臭さ」が、
僕は大好きです。
これだけ人が出て来ると、一人、一人の印象が薄くなりそうなものなのに、
どの人物像もはっきりと思い出せるのは、
その辺に理由があるんじゃないかなぁって。
そして、やっぱり、この時代背景!
ベトナム戦争真っ最中のアメリカと言えば、60年代後半。
見事にその時代描写もしてくれてます。
当時の政治、ファッション、映画、言葉使い、そして音楽...
この時代に興味がある人にはこれだけでも、たまらないかも。
(余談ですが、僕もアメリカ留学時代、人種問題を専攻してて、
この時代の公民権運動を勉強したりしてたので、とっても参考になりました)
映画の後半から、最後の方にかけては、
やはり、「ボビー暗殺」が近づいて来るから、
そこには、少しサスペンスの要素も入ってきて、ドキドキさせられるし...
(サスペンスと言えば、違う見所で、90年代ライバルとして凌ぎを削った
デミムーアとシャロンストーン。中の悪いと言われた、この二人が競演してて、
何と!シャロンがデミの髪を研ぎながら、二人っきりで登場するシーンがあって、
変な意味でハラハラドキドキした...)
何だか、余談だらけで、まとまりにかける文章だったと思いますが、
この映画、人間臭い暖かさが好きな人、
そして、この時代のアメリカが好きな人にはかなりオススメです!
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